近年の空き巣の侵入手口も実に巧妙化してきているようです。そうしたことは、警視庁が発表している空き巣の侵入手口のデーターにも色濃く反映されています。とくに、空き巣の侵入手口で最も多い手口というのは、無施錠の住宅への侵入と窓ガラスを割って侵入するという手口なのだそうです。そうした発表データーを初めて知った時には、かなり衝撃を覚えた記憶があります。
かつてピッキング被害が日本中で発生したために、各鍵メーカーの威信とプライドを掛けてピッキングに強い錠前というものが開発されるようになりました。しかも新築住宅の玄関ドアの場合、1ドア2ロックというのは今や当たり前ともなっています。そうしたことからも、もはや空き巣もお手上げなのでは?と思いきや、今度は無施錠の住宅や窓ガラスを割って侵入するという手口が横行しているというのです。玄関ドアの防犯が強化されたら、今度は防犯性が希薄な窓ガラスに狙いを絞るというのは、何とも巧妙な考え方といえるでしょうね。あるいは、無施錠の住宅に侵入するという手口についても、いろいろと考えさせられてしまいます。1件1件当たってみて鍵の掛け忘れの家を探すのは大変なので、きっとゴミ出しに出掛けたりコンビニに買い物に出掛ける様子をどこか物陰に隠れて見張っているのでしょうかね?
ところで、今後空き巣対策としてキーポイントともなるのは、やはり窓ガラスに対する防犯強化でしょうね。もちろん窓ガラスについても、窓ガラスを変えるだけでも随分と防犯力がアップするでしょうね。例えば近年では、防犯ガラスという画期的な窓ガラスが市場には流通するようになってきています。従って、防犯ガラスを取り付けることが何よりも優先課題といえるでしょうね。あるいは、例え防犯ガラスを取り付けるのが経済的に大変というお家であっても、防犯シートを貼ったり補助錠を取り付けるという防犯対策は絶対に必要でしょうね。